Guest Speaker
星川 淳/作家・翻訳家
○ プロフィール ○

作家・翻訳家。1952年、東京生まれ。82年より屋久島在住。著書に『魂の民主主義』(築地書館)、『非戦という希望』(七つ森書館)、『屋久島水讃歌』(南日本新聞社)、『地球生活』(平凡社ライブラリー)、共著に坂本龍一監修『非戦』(幻冬舎)、訳書にP・アンダーウッド『一万年の旅路』(翔泳社)、J・ラヴロック『ガイアの時代』ほか多数。TUP監修『世界は変えられる』(七つ森書館)で04年JCJ市民メディア賞受賞。

○ 平和のメッセージ ○

東京で生まれ育った私は、水が穢れなく透明に流れる風景を屋久島ではじめて知った。それは地球の自然本来の姿であり、これからすべての河川を屋久島の水と同じくらい清らかに戻すことは、持続可能な世界のヴィジョンとして有効だ。きたなく淀んだ川しか知らない子どもたちが、透明な水の流れる世界を想像=創造しにくいように、暴力や戦争ばかり見せられる子供たちは、本当に温かく平和な世界を思い描くことができないだろう。しかし、都市の底流にも透明な水は流れているし、荒(すさ)んだ心にも平和の芽は息ずいている。清らかな水を守り、蘇らせながら、社会の深層から平和を育て、開花させていこう。