Guest Speaker
ラッドフォード・クマホンニア/アメリカ先住民ホピ族
○ プロフィール ○

Radford Quamahongnewa
ホピの宗教リーダーでキクモングイ(Kikmongwi)の語り部。シュンゴパビ村(Shungopavi)でホピ伝統宗教の司祭を務めている。

[注] Kikmongwi:ホピの八つの村には、キクモングイと呼ばれる独特の精神的指導者がいる。1948年に、ションゴパビ村の太古から伝わる儀式を行う、「キバ」という地中の集会所に、そのキクモングイたちが集まり、緊急の会議が開かれた。なぜならば、予言のなかに、第一次と第二次のふたつの世界大戦と、ヒロシマ、ナガサキへの 原爆の投下が、シンボルとして刻まれていたことが分かったからだ。原爆は、ホピの言葉で「灰のびっしりつまったクッション」と表現されていた。
世界がこのまま進めば、地球を破壊しかねない危険な時代に入ってしまうことを、警告として一刻も早く世界に伝えるため、その予言を世界に公開するべきかどうかを討議するために、その会議は開かれたのだ。そして、さらに四日間の会議で予言が検討されたのち、キクモングイたちは、その解読された重大な教えと予言を外の世界に 伝えるために、特に三人のメッセンジャーを選んだ。だが現在、二人のメッセンジャーはすでに他界し、ただ一人、トーマス・バンヤッケが残された(1999年2月没90歳)。そして、それ以後、彼はキクモングイたちの目となり、口となり耳となっ て、ホピの予言を世界に伝えることを自らの仕事としてきた。

○ 平和のメッセージ ○

ホピ族からのメッセージ
私たちは、北米の先住民を代表してこのメッセージを送ります。
私たちは、地球の創造主である「グレート・スピリット(the Great Spirit)」から火の守り手としての役割を授かりました。
私たちがこの地球上に存在する意義は、すべての人々に平和をもたらすことです。
私たちは、創造主と大変重要な約束をしており、この約束を果たせば、人類が想像する以上に素晴らしい世界を、地球上に創りあげることができるのを知っています。
私たちは、あらゆる宗教に予言されているように、飢餓や病気、地震で苦しむこともあります。
私たちは、平和的存在として生きる使命があります。
私たちは、非暴力のみが真の平和につながる唯一の道であると理解しています。
私たちは、すべての生命の中でもとりわけ高い位置に存在させられていることを再認識しなければなりません。
私たちは、現在大変な危機に直面しています。
これ以上母なる地球にダメージを与えないためには、すべての行動が非暴力で行われなければならないことを世界中に知らしめなければなりません。
母なる地球は、人類の破壊的行動を決して許しはしません。
私たちとすべての生き物は、未来を決定づける大事な時代に、今生きているのです。
私たちは、すべての争いがなくなるよう祈ります。争いが終わるまで、世界中でこの祈りの声が止むことはないでしょう。